ハノーバー清武、被災地気遣う　酒井宏「きょうは勝ちたいと…」

ボルシアＭＧ戦の前半、競り合うハノーバーの清武（右）

　大きな被害をもたらしている熊本地震を受け、サッカーのドイツ１部リーグ、ハノーバーに所属する大分県出身の清武弘嗣は１５日、「海外にいるので何もできないと言ったら変だけど、（弟の）功暉が熊本にいるので身近に感じた」と被災地を気遣った。

　Ｊ２の熊本でプレーする弟とは電話で連絡を取ったそうで「声が震えていた。（地震発生の時は）立てなかったと言っていた」と明かした。

　同じくハノーバーに所属する酒井宏樹は「大変みたいなので、きょうは勝ちたいねと（清武と）話していた」と神妙な面持ちだった。チームは１５日のリーグ戦でボルシアＭＧに２―０で勝った。（共同）