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G大阪遠い1点…「大事な試合」でシュート8本も枠内ゼロ

[ 2016年4月16日 05:30 ]

<G大阪・柏>前半、シュートを放つも決まらず悔しがる宇佐美

明治安田生命J1第1S第7節 G大阪0―1柏

(4月15日 吹田ス)
 明治安田生命J1第1ステージ第7節2試合が15日に行われ、前節8位のG大阪はホームで柏に0―1で競り負け、3勝4敗で黒星先行となった。決定力を欠く中で後半26分に相手FWディエゴ・オリヴェイラに決勝点を許した。

 ホームのG大阪は柏に0―1で敗れた。後半26分にディエゴ・オリヴェイラ(25)に来日初ゴールを与え、日本代表FW宇佐美貴史(23)ら攻撃陣も沈黙。早くも今季4敗目を喫した。

 これでは勝てるはずもない…。開始16分間で3得点を奪った前節・仙台戦とは違い、シュート8本で無得点。しかも枠内シュートはゼロだった。

 「“らしくない”ミスというかタッチが…。こないだで変わると思ったけど、自信というか精度が良くなかった」。長谷川監督がやり玉に挙げたのは前半41分のシーンだった。アデミウソンのパスを受けた宇佐美が阿部とワンツー。GKと1対1の好機を得たが、シュートは力なくゴール右へ外れた。仙台戦で今季リーグ初得点を挙げ「これでリズムが出てくる」と復調の兆しを口にした宇佐美も「全力でやるだけ」と話すのが精いっぱいだ。

 昨年はリーグ戦1敗と圧倒的な強さを誇ったホームだったが、今季から使用する新スタジアムでは早くもリーグ戦3敗目。芝生の長さを短くし、散水の量も調節するなど現状を打破しようと努力したが、それも実らなかった。「きょうは大事な試合だった。ホームで勝利すれば波に乗れた」。指揮官の歯切れも悪い。

 次戦は19日、ホームでACL・水原三星戦。奇跡の1次リーグ突破へ勝利が最低条件な中、新スタジアムとの相性の悪さがいまだ解消されない。

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