×

久保「どうせ五輪でやるなら強い国と」イブラとの対戦楽しみ

[ 2016年4月16日 08:45 ]

強豪との対戦を楽しみにしている久保

 スイスのヤングボーイズでプレーするU―23日本代表FW久保裕也(22)が14日、リオ五輪1次リーグで世界の強豪と対戦することになった抽選結果に腕をぶした。

 “死の組”こそ望むグループだった。久保は「良いグループに入りましたね!」と第一声を弾ませた。「どうせ五輪でやるなら強い国とやりたかった」。対戦相手が決まり早くも臨戦態勢だ。

 流れを左右する1次リーグ初戦の相手はナイジェリア。13年U―17W杯でMVPを獲得し、マンチェスターCに所属する1メートル87の大型FWイヘアナチョがいる。久保はここでも「良いじゃないですか」と笑顔。そして最大の興味は最終戦で戦うスウェーデンだった。

 「ゲルントに聞いたのですが、イブラヒモビッチがオーバーエイジ枠で出てきそうです。楽しみです!生で見て、どんな選手なのかを感じたい」

 ヤングボーイズには元スウェーデン代表FWゲルントが在籍。すでにスウェーデンの情報収集をしたという。イブラヒモビッチは、言わずと知れたパリSGで活躍する世界的ビッグネーム。だが偉大な選手と同じピッチに立てるから喜んでいるのわけではない。

 「そういう選手とプレーするには、それなりの舞台にいかないとやれない。日本では厳しいグループに入ったと言われている?ネガティブですね~。強いチームとやれることは良いこと。それを感じられるということは勝敗以上に成長につながる。僕たちは世界を知る必要がある。強く、速く成長するためにもね」

 久保世代は世界大会の経験がない。リオ五輪は世界での立ち位置を図る大会でもある。「オレに求められるのはゴール。日本の勝利のために準備したい」と勝利を追求する姿勢は大前提。その上でリオ世代が18年W杯ロシア大会のメンバーに食い込んでいくためには、厳しい戦いこそが重要だと強調する。

 リオ五輪本大会まで残り4カ月。久保自身はそれまでにヤングボーイズからのステップアップを目標に掲げている。

 「リーグ戦の残り9試合は、今後を左右する。人生、懸けます!」

続きを表示

2016年4月16日のニュース