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OA枠に本田&香川も!手倉森監督「俺のリストに入っている」

[ 2016年4月16日 05:30 ]

Jリーグの視察に訪れ記者の質問に答える手倉森監督

 U―23日本代表が出場するリオデジャネイロ五輪(8月4日開幕、ブラジル)の1次リーグ組み合わせ決定から一夜明けた15日、同代表の手倉森誠監督(48)はG大阪―柏戦の視察で訪れた吹田スタジアムで取材に応じた。日本代表FW本田圭佑(29=ACミラン)、同MF香川真司(27=ドルトムント)を24歳以上のオーバーエージ枠(OA枠)で招集することに意欲を示した。

 指揮官が仰天プランを明かした。1次リーグの組み合わせが決まり、同組のスウェーデンではパリSGのFWイブラヒモビッチ、コロンビアではRマドリードのMFハメス・ロドリゲスらビッグネームがOA候補として挙がる中で本田、香川の招集について問われると「その辺りの名前を打ち出さないといけない。国民の注目もそこにある。俺の(頭の中の)リストには入ってますよ」と明言。

 招集にはいくつもの越えるべき壁がある。現状でリオ五輪は国際Aマッチデー期間中ではないため、協会側に選手の拘束力はない。海外組の招集には所属クラブの許可が必要だ。さらにはA代表との兼ね合いもある。9月にはW杯アジア最終予選も控え、五輪に出場してオフが短くなることはマイナスになりかねない。「W杯予選も考えないといけない。協会にお願いしないと」と冷静に状況も見極めている。

 ただ、今回の発言が情報戦の一環であることも示唆した。手倉森監督は「(イブラヒモビッチらの名が挙がり)戦いが始まっているなと。陽動作戦というか。最後までメンバーが分からないと思わせるのも作戦」とニヤリ。これまでにケルンのFW大迫や鹿島のMF柴崎らも候補として挙がっており、さらに多くの名前を挙げることでかく乱する狙いもありそうだ。

 1次リーグの試合会場が決まったことでベースキャンプは第3戦の会場であるサルバドルが州都のバイーア州内や北東部のリゾート地アラカジュが有力。本大会へ向けて「(五輪に)出られないと思われていたチーム。期待値ゼロから(日本を)興奮のるつぼにしたい」と訴えた。本田ら招集の実現も含め、48年ぶりメダル獲得へ、指揮官は最大限の準備を進める。

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