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登坂絵莉 表彰台で涙止まらず「夢みたいだなぁって泣けてきた」

[ 2016年8月18日 14:24 ]

金メダルを手に笑顔の登坂

リオデジャネイロ五輪 レスリング女子48キロ級決勝

(8月17日)
 世界選手権3連覇中の登坂絵莉(22=東新住建)がマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)を終了間際の猛攻で逆転し、初の五輪で金メダルを獲得した。

 早いうちにポイントを許し、1―2とリードを許したまま残り時間は13秒。「どうしようどうしようって感じでやっていました」と焦りもあったという。それでも、セコンドの栄監督の的確なアドバイスで落ち着きを取り戻した。後は無心で、タックルから相手の足を取ると、執念で倒してバックに回り3―2と逆転。「うれしい、やったぁって気持ちが最初にきて、少したってからお世話になった人の顔だったりいろんなことを思い出して、感謝の気持ちでいっぱい」と振り返った。表彰台で日の丸が掲げられると涙があふれた。「ホントに優勝したんだって気持ちと、いろんな人の顔思い出して。ホントに夢みたいだなぁって泣けてきた」。

 決勝の相手、マリア・スタドニク(アゼルバイジャン)の悔しがり方を見て、世界選手権とは違う五輪の凄さや重みも感じたという登坂。「これが東京だったらもっとすごいし、私が出て連覇したい」。五輪女王として臨む4年後の夢舞台を見据えていた。

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