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村上監督勇退「やり尽くした。後任は本気で世界一になりたい人に」

[ 2016年8月18日 05:30 ]

<リオ五輪 卓球> 銅メダルを決め、スマホで自撮りする(右から)伊藤、福原、石川、村上監督

リオデジャネイロ五輪・卓球

 女子日本代表の村上恭和監督(58)が勇退することが明らかになった。

 既に腹を決めており「やり尽くした。後任は中国を倒して本気で世界一になりたいという人にやってもらいたい」と語っていた。この日の3位決定戦後にも改めて身を引く意向を示した。12年ロンドン五輪団体戦で日本卓球界初の銀メダル。今回も銅メダルへと導いた。勝負師の半面、アイデアマンとしても知られる。1ゲーム21点から11点への移行、1試合1回のタイムアウトができたのは、村上監督の提案がきっかけで日本から世界へ広まった。近大福山、近大を経て和歌山銀行へ。30歳で引退し、当時では珍しい「プロ指導者」に転じた。日本生命を常勝チームへとつくり上げた。妻・庸子さん(56)が闘病中。家族との時間を大切にするとともに「今後も強化に携わりたい」と語った。

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2016年8月18日のニュース