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400障害・野沢、準決勝敗退…「世界の壁は高い」

[ 2016年8月18日 05:30 ]

陸上男子400メートル障害準決勝のレースを終え、悔しがる野沢啓佑

リオデジャネイロ五輪陸上・男子400mハードル準決勝

(8月16日)
 陸上男子400メートル障害で進境著しい25歳の野沢は準決勝で敗退した。「世界の壁は高いと感じた。ここで自己ベストを出せれば決勝も可能だと思っていた。本当に悔しい」と声を絞り出した。

 最終コーナーを抜けた時点では2番手だったが「8台目から結構苦しかった」と言う。予選は余力を残して全体6番目の48秒62で通過。自己ベストを0秒05更新したが、準決勝では終盤に失速した。

 今季の躍進は序盤からスムーズに加速できるようになったことが要因。従来のリズムは保ちながら、4台目までのハードル間の歩数を14から13に減らし「前半でスピードに乗れるようになった」との実感があった。だが終盤をまとめきれなかった。

 400メートル障害は世界選手権で為末大が2度、銅メダルを獲得するなどしたが、五輪で日本勢初の決勝進出は先送りとなった。「高いレベルで走れたのはプラスになる。課題を改善できるようにトレーニングしていきたい」とさらなる成長を誓った。

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2016年8月18日のニュース