岡崎ブービーも４２歳ソチは本名「安武で出る」

＜バンクーバー五輪・Ｓスケート＞レースを終えた岡崎朋美はさわやかな笑顔を見せる

　【スピードスケート女子１０００メートル】３８歳の岡崎朋美（富士急）は１分１９秒４１で“ブービー”の３４位。３００メートル付近で同走者が転倒し、独走を強いられるなど運もなかった。

　代表選考会で敗れた２３歳下の高木には勝ち「かろうじて最下位は免れた。お母さんを立ててくれた」と苦笑いしたが、今大会はスケートのエッジ（刃）が最後までしっくりせず「道具との闘いだった。今回は神様に突き放された」と嘆いた。

　１６位だった５００メートル、１０００メートルとも５度目の五輪で自己最悪の成績。「このままでは終われない。（１４年の）ソチ五輪？（高木と）一緒に出たい。私が権利を獲るのは大変だけど」と現役続行をあらためて宣言した。「ソチでは“安武”で出ようかな。新人ですと言ってね」。登録名を本名の姓にするプランを明かすなど、４２歳での五輪出場に意欲満々だった。