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僕の経験を次の世代に…“スケルトン越”今季限り?

[ 2010年2月20日 14:05 ]

男子3回戦の滑走を終え、ほっとした表情を見せる越和宏

 バンクーバー冬季五輪で日本の冬季五輪史上最年長出場の45歳、スケルトン男子の越和宏(システックス)は19日、20位に終わった競技後「競技者としてはメダルを取ることはできなかった。僕の経験を生かし、次の世代にメダルを取らせることがぼくの次のゴールドメダルチャレンジ」と語り、今季限りで現役を引退する意向を表明した。

 越はボブスレー選手として出場を目指した1992年アルベールビル五輪後、日本初の本格的なスケルトン選手として活動。第一人者として活躍し、2000~01年シーズンにはW杯総合2位。再び五輪に採用された02年ソルトレークシティー五輪は8位で、06年トリノ五輪は11位だった。

 ▼越和宏の話 彼ら(上位選手)がやっているのがスケルトンで、僕のは時代遅れのスケルトンという気がした。いいラインを築くだけじゃ駄目。僕が続けても彼らには届かない。経験を次の世代に受け継ぐべきだと思う。(共同)

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2010年2月20日のニュース