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痛すぎる勘違い…小室 滑る前に失格

[ 2010年2月20日 06:00 ]

スケルトン女子1回戦の滑走前に失格となり、肩を落とす小室希

 【スケルトン】18日にウィスラーのスライディングセンターで行われたスケルトン女子で、五輪初出場の小室希(24=仙台大大学院)が1回戦滑走前に失格となった。

 国際連盟(FIBT)の規格に合うそりであることを認定するステッカーを張っていなかったため。FIBTのクローン広報担当は「何でこんなミスを犯したのか理由が分からない」と話した。日本チーム関係者によれば、小室はそりに張っていたスポンサーのステッカーを外した際、勘違いしてFIBTのものも外したという。高橋監督は「気付かなかった責任の重さを感じる」と謝罪する一方、FIBTが承認したそりの車体番号を把握していることから、抗議する文書を提出したことを明らかにした。

 1回も滑ることなく初めての五輪を終えた小室は涙が止まらず、関係者に肩を抱かれながら会場を去った。今大会では同じそり競技のリュージュでも、女子1人乗りの安田文(27=北海道連盟)が重量超過違反で失格となっている。

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2010年2月20日のニュース