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ライサチェク 信念の4回転回避で完ぺきV

[ 2010年2月20日 06:00 ]

<バンクーバー五輪・フィギュア男子>高得点を確信してガッツポーズをしながらスピンを決めるライサチェク

 【男子フィギュアスケート】最後のスピンを演じている最中にガッツポーズ。優勝したライサチェク(米国)は4回転ジャンプこそ跳ばなかったが、完ぺきにプログラムをこなして自己最高の257・67点をマークした。

 「ステップやスピンなどすべての面で得点を最大化すればいい」という意思を貫いての金メダル。男子の米国勢として22年ぶりの五輪王者となった。4回転を回避したことで2位プルシェンコから非難されたが「ジャンプだけですべてを決めるのであれば演技は10秒でいいはず。でも時間は4分40秒もある。最初から最後まですべてで判断してほしい」と反論。キャロル・コーチも「プルシェンコの演技にはムラがあった」と採点の正当性を訴えていた。

 ◆エバン・ライサチェク(米国=フィギュアスケート男子)8歳からスケートを始めた。初出場のトリノ大会では4位だった。今季のGPファイナルと昨季の世界選手権で初優勝。1メートル88。24歳。

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2010年2月20日のニュース