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池松「14年間頑張った」初戦敗退悔いなし

[ 2008年8月21日 06:00 ]

 【北京五輪・レスリング】日本レスリング陣の最後に登場した男子フリースタイル66キロ級の池松和彦(28=K―POWERS)は、初戦の2回戦で世界選手権3位のトゥシシビリ(グルジア)に敗れた。

 第1ピリオドの開始20秒でいきなりバックを取られると、その10秒後には鋭いタックルで倒され失点を重ねる。第2ピリオドこそ一矢報いたが、最終ピリオドでは攻撃のきっかけすらつかめずに敗戦。敗者復活戦にも回れないまま、池松の北京五輪は終わりを告げた。
 「結果は悪いですけど、自分なりには頑張った。五輪に出ること自体が、1年前の自分では考えられなかった。14年間頑張った」
 アテネ五輪で5位に入賞した後は燃え尽き症候群に悩まされた。日本代表から外れた時期もあったが、再び情熱を取り戻して五輪の舞台に帰ってきた。7月に結婚し、今回が現役最後の大会。敗れはしたが、池松にとってはやり遂げたとの思いの方が強かった。

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2008年8月21日のニュース