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星野ジャパン 準決勝で韓国に雪辱だ!

[ 2008年8月21日 06:00 ]

星野監督は試合を見つめる

 【北京五輪 野球・日本2―4米国】準決勝の相手は韓国――。星野仙一監督(61)率いる日本代表は20日、予選リーグ最終戦の米国戦で延長タイブレーク方式の末に2―4で敗れた。この結果、予選リーグは4勝3敗で4位。22日の準決勝は同1位の韓国と対戦することが決まった。敗れはしたものの先発して2回完全のダルビッシュ、負傷していた西岡、川崎らが元気な姿をアピール。1日の休養を挟んで日本代表は“総動員”で悲願の金メダルを目指す。

【試合結果
勝敗表
日本代表グッズ


 タイブレークの末、米国に敗れて4勝3敗の4位。準決勝の相手はアジア最大のライバル、そして予選リーグ全勝の韓国に決まった。
 「リベンジしますよ。こういうトーナメントの大会ですから。切り替えてキチッとやっていけばいいことです」。星野監督は言葉に力をこめた。
 予選リーグ最終戦。米国相手に敗れはしたものの収穫はあった。左足甲を痛めていた川崎が13日のキューバ戦以来の出場で無難な守りを見せ、打席でも中前打と元気な姿を見せた。右脇腹痛の西岡を1番に復帰させ、荒木、青木と機動力重視のオーダーを試した。投げては先発したダルビッシュが2回を完全。予選リーグ初戦のキューバ戦で5回途中4失点で降板。その後の調整でも調子が上がらず、準決勝の予定を前倒ししたエースの復調は心強い限りだ。
 タイブレーク方式を体験できたのも大きい。岩瀬が最初の打者・バーデンにいきなり初球、続くシアホルツにも初球を連打されるなど4点を失ったことに指揮官は「バントもあるかなとか、様子を見ればよかったな」と反省も忘れない。5安打に終わった打線は予選リーグのチーム打率・243。4強進出チームでは最低の数字と不安は残すが切り替えるしかない。
 「2敗までと思ったけど1つ負けが多かったね」と予選リーグを振り返った星野監督。韓国、キューバ、米国。すべて日本代表が敗れた相手が決勝トーナメントに残ったが、相手に不足はない。
 「ここまでベンチで何度もシビれたが、準決勝ではもっとやろうな。(韓国は)また金広鉉(キム・グァンヒョン)が来るのかな。今度はそうはイカンで。ベストメンバーを組んで向かっていきますよ」。指揮官は22日からの戦いを見据えた。心配された負傷者も復帰。星野ジャパンの役者はそろった。24人全員で戦う。勝敗を決するのは金メダルへの執念。必ず、笑ってみせる。

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2008年8月21日のニュース