×

ソフト日本 宿敵下し悲願の金メダル

[ 2008年8月21日 18:50 ]

ソフトボール日本代表が米国を下し金メダル獲得。「世界一の投手」上野はナンバー1ポーズ

 【北京五輪・ソフトボール 日本3―1米国】決勝を行い、日本は米国を3―1で破り、悲願の金メダルを獲得した。日本の球技での金は1976年モントリオール大会の女子バレーボール以来32年ぶり。日本は1次リーグ、準決勝と連敗した米国に対し、3回に狩野亜由美(豊田自動織機)の適時内野安打で先制した。4回には山田恵里(日立ソフトウェア)のソロ本塁打で加点。7回には相手守備の乱れに乗じ、貴重な1点を加えた。準決勝から3連投のエース上野由岐子(ルネサス高崎)が1失点の完投で守り切った。4連覇を狙った米国は初めて金メダルを逃し銀メダル、オーストラリアが銅メダル。ソフトボールは2012年ロンドン大会で実施競技から外れることが決まっている。

主将が会心一撃!ソフト日本メダル確定(2008年08月18日)

佐藤V3ラン!!悪夢のコールド負け払しょく(2008年08月17日)

日本屈辱…上野温存で米国にコールド負け(2008年08月16日)

屈辱から4年…日本 豪にキッチリ借り返した(2008年08月13日)

16年ソフト復活へ 北京で呼び掛け(2008年08月07日)

 ◆詳細試合経過◆

 1回表、日本はオスターマンの前に3者連続三振を喫した。その裏に守備の乱れから1死満塁のピンチを迎えたが、上野が踏ん張り無失点で切り抜けた。

 3回表、先頭の7番・三科が左超え二塁打を放ちチャンスメークすると、2死3塁となって迎えた1番・狩野の適時内野安打で日本が1点を先制した。

 4回表、先頭の3番・山田がセンターの頭上を超える本塁打を叩きこみ1点を追加した。好投を続ける上野が、長打力のある4番・バストスに右越え本塁打を喫し米国に1点を返された。

 上野は6回裏に米国打線につかまり1死満塁とされたが、気迫のこもった投球を見せて6番、7番を内野フライで打ち取り絶対絶命のピンチを切り抜けた。

 7回表、日本は6番・広瀬の左前打が先頭で出塁すると、米国がミスを重ねて1点を追加。最終回の守備では選手が好守備を連発し、宿敵・米国を下し悲願の金メダルを獲得した。

続きを表示

2008年8月21日のニュース