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壮絶!なんでもありの女のつぶし合い

[ 2008年8月21日 06:00 ]

 【北京五輪・オープンウオーター】五輪新種目のオープンウオーター(遠泳)で、壮絶なバトルが展開された。人工の周回コースで最短距離で泳ぐためには位置取りが重要とあって、レース中は各選手が再三にわたって接触を繰り返した。世界選手権10キロ3連覇中で、五輪初代女王となった19歳のイルチェンコ(ロシア)は残り2キロを切ってからブラジル勢に挟み撃ちにされ「2人は攻撃的だった。これはボクシングじゃないのに」と怒り心頭。結果的にブラジル勢はクナが5位、オキモトは7位で、妨害工作にひるまなかった金メダリストは「力があるなら負けないのよ」と胸を張った。

 戦いはこれだけではなかった。「あんたのやり方は許せない。なんで両足を引っ張るの!」。3位に入ったパッテン(英国)はレース後、4位のモイラー(ドイツ)にかみついていた。世界選手権2位で、北京五輪の競泳自由形八百メートルでも8位になった実力者。だが、プールではありえない接触行為に「わたしはメダルを獲れて彼女は逃した。ざまあみろだわ」と声を荒らげた。

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2008年8月21日のニュース