今週の丸山元気!

好調タイムトリップ 「今回のメンバーなら」と意気込み

[ 2016年9月2日 05:30 ]

 今週は土日合わせて15鞍に騎乗します。今年の北海道シリーズも今週で最後。チャンスがありそうな馬が多く揃いましたし、いい結果を出して締めくくりたいですね。

 トリプライト(土曜3R)は気分次第のところがあるので、外枠が理想。アテにしづらい面はありますが、スムーズならもっとやれていい馬です。

 ロイヤルフレア(土曜6R)は昇級戦になりますし、前回のように逃げられるかどうかですね。

 オールオブナイト(土曜9R)は強気な競馬をするよりも、着狙いの競馬をした方が良さそうですね。あとは展開がハマるかどうかでしょう。

 ウインマハロ(土曜12R)は具合は良いですよ。うまく好位のポケットに入ればチャンスがあるかもしれませんね。

 ゴールドインベスト(日曜1R)は少しソエを気にしているのでその辺がどうかですけど、能力は高い馬ですし、1500メートルに短くなるのもプラス。好勝負を期待しています。

 ビュウイモン(日曜4R)は前回のように、馬の後ろに入って折り合いを付けたいですね。距離も2度目になりますし、そろそろ決めたいところです。

 ディクタム(日曜5R)は2000メートルに伸びますし、勝ちにいくと終い甘くなりますからね。ロスなく立ち回って、あとは展開が向いてくれるかどうかだと思います。

 ラッキーポイント(日曜6R)の前走は両脚躓きましたからね。前向き過ぎるところがありますが、着ぐらいならあってもいい馬ですよ。

 サーサルヴァトーレ(日曜9R)は状態は悪くないので、外枠からスムーズに運ぶことができれば、変わっても不思議ではないと思います。

 タイムトリップ(日曜10R)は中間に乗りましたが、動きはいいですし、状態は良さそうですよ。前走は全てがうまくいきましたが、それでも重賞3着ですからね。今回のメンバーなら楽しみです。

 トミケンシャルゴー(日曜12R)は非常に乗りやすいですし、状態も良さそうでした。小回りは合いますし、上位争いを期待しています。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(9月3日・札幌)
 2R マイネルヴィレ ☆
 先行力はあるが、まだ終いの粘りが物足りない。使いつつ良くなってからか。前走はスムーズさを欠いたトラネコ、控える競馬で変わり身を見せたスターオービット、叩いて調教の動きが良くなったモズキングタイドが上位候補か。

 3R トリプライト ☆
 過去に2着好走の実績はあるが、揉まれ弱かったり気性面の難しさがあり成績が安定しない。今回はメンバーも揃った印象で、恵まれないと…。前走は早めにこられて厳しい競馬だったメイショウトビザル、前走2着とダート適性を示したヒルノサルバドール、終い堅実なバークレアヴィガが上位候補か。

 4R サクラグレイス ☆
 3戦して全て2桁着順。芝に戻して少しでも前進があればいいが…。1200メートルで安定感が出たソニックタイガー、好仕上がりのインジャスティス、決め手上位のミュゲプリンセスが上位候補か。

 6R ロイヤルフレア ☆☆
 1000メートルは合っており、前走は優秀な時計で鮮やかな逃げ切り勝ち。逃げなくても競馬はできるタイプで、昇級でも差のない競馬が可能。前走は不利が応えたタガノヴェルリー、1000メートルはベストのイエロースター、札幌は相性が良いマダムアグライアが上位候補か。

 9R オールオブナイト ☆☆
 ムラ駆けだが、過去に現級でも2着1回3着2回の実績がある。今回は牡馬混合戦で相手は強くなるが、終いの生きる展開になれば食い込みも。前走はハイペースに巻き込まれたタイユール、前走は脚抜きのいいダートが応えたリヴァイバル、顕実なコスモカナディアンが上位候補か。

 12R ウインマハロ ☆
 前走4着も勝ち馬とは0・9秒差。先々は1000万でも通用しそうだが、今回は好メンバーが揃った印象で、試金石の一戦。骨折明けだが重賞3着の実績が光るバティスティーニ、前走は前が壁になりながらも差し切ったラヴィエベール、現級勝ちがあるフォワードカフェが上位候補か。

 ●日曜日(9月4日・札幌)
 1R ゴールドインベスト ☆☆☆
 前走は追ってから一息だったが、距離が長かった印象。距離短縮はプラスで丸山騎手の評価も高く、上位争いは十分可能。前走は相手が悪かったリープスプラウト、距離延長はプラスのウィンドライジズ、使いつつ粘りが増してきたマイネルブロッケンが強敵か。

 4R ビュウイモン ☆☆☆☆
 前走は初めての1700メートルだったが、好位で折り合いが付き2着好走。距離2度目で慣れが見込め、今回のやや低調なメンバー構成なら勝機も十分。堅実なリーガルオフィス、粘り強いコアコンピタンス、終い堅実なグレートジーピーが強敵か。

 5R ディクタム ☆☆☆
 近走の終いの脚は堅実。2000メートルは気持ち距離が長いが、丸山騎手は手の内に入れており、仕掛けどころひとつで上位食い込み可能。前走は道悪が応えたエクスプレスレーン、使いつつ良化しているソムリエドヌール、終い堅実なポケットチャーリーが強敵か。

 6R ラッキーポイント ☆☆
 前走はスタートで躓き8着。使いつつ調子を上げている印象で、発馬が決まれば食い込みも。ペースが速かった前走でも上々の粘りを見せたロマンチスト、立て直して仕上がり良好のトリアンドルス、先行力があるトモジャボーンが上位候補か。

 7R マイネルラック ☆☆
 前走は9着だったが、距離が長かった印象。距離短縮はプラスで、叩いた上積みも十分。前進は十分可能。前走は脚を余したベリースコール、1000万でも好走歴があるマイネルエスパス、終い堅実なサフランハートが上位候補か。

 9R サーサルヴァトーレ ☆☆
 ダートでも勝ち鞍はあるが、500万勝ちが芝で条件替わりは好材料。叩き3走目で状態は上がっており、そろそろ変わっても。500万では安定しているイチダイ、距離延長は歓迎のトーセンカナロア、前走で500万でもメドが立ったカラビナが上位候補か。

 10R タイムトリップ ☆☆☆☆
 前走の函館2歳Sでは、出遅れを挽回して3着。中間の動きも軽快で、相手に恵まれた今回は上位争い必至。芝でも十分対応できるマンカストラップ、競馬センスがいいリエノテソーロ、使いつつ競馬内容が良くなっているワイナルダムが強敵か。

 11R アドマイヤエイカン ☆☆
 昨年の札幌2歳Sを勝つなど、洋芝適性は高い。約半年振りの実戦になるが、乗り込み十分で仕上がりも良く、上位食い込みは十分可能。前走快勝のカフジプリンス、一叩きされて上積み十分のタマモベストプレイ、先手を奪えれば渋太いヤマカツライデンが上位候補か。

 12R トミケンシャルゴー ☆☆
 再昇級の前走は大敗も、使い詰めが影響。立て直して状態は良く、勝ち鞍がある札幌に替わるのも好材料。変わる可能性は十分。前走は厳しい展開のなか上々の粘りを見せたドリームキラリ、2戦連続で2着のエポックとスリーアローが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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