インダストリア　初の千四と長距離輸送がクリアできるか

◎丸山元気騎手のコメント
今週は土曜は京都、日曜は新潟で合わせて５鞍に騎乗します。

インダストリア（土曜11Ｒ）は中間乗りましたが、さすが重賞を勝っているだけのことがあっていい馬でした。動きも良かったですよ。あとは初めての1400メートルや長距離輸送をクリアできるかどうかだと思います。

レジェーロ（日曜11Ｒ）は以前、直線競馬で乗った時にいい脚を使ってくれましたからね。展開次第ですね。

パノティア（日曜12Ｒ）は1200メートルは少し忙しかったので、1400メートルに戻るのはいいですね。ハマり待ちですが、最後はいい脚を使ってくれるので変わってほしいですね。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
４Ｒパリプラージュ　☆☆
　一追い毎に動きが良くなり、古馬相手に互角の動きを見せ好仕上がり。ハミの取り方など課題は残るが、能力全開なら上位食い込みがあっても。坂路で水準以上の動きのアメリカンマーチ、推進力のある走りを見せているソングライター、力強い動きをしているオアシスドールが上位候補か。

11Ｒインダストリア　☆☆
　今年のダービー卿ＣＴの勝ち馬。前走は末脚不発に終わったが、この中間意欲的な調教で２週連続ウッドコースで好時計をマーク。初の1400メートルはひとつカギになるが、末脚の生きる展開なら上位争い可能。前走は脚を余したエクセトラ、1400メートル巧者のグレナディアガーズ、適距離に戻るララクリスティーヌが上位候補か。


日曜日
９Ｒホーリーエンブレム　☆☆
　２走前は12着と案外だったが、前走はこの馬らしい末脚を見せ４着と変身。差しの利く最終週の馬場は歓迎で、展開ひとつで上位食い込みがあっても。安定感が出てきたフラリオナ、末脚堅実なヒルノアントラ、好仕上がりのマンデヴィラが上位候補か。

11Ｒレジェーロ　☆☆
　過去にアイビスＳＤで４、５着があるように、直線競馬の適性は十分。この中間、調教を強化しており、一変があっても不思議ではない。直線競馬２戦２勝のトレンディスター、熱中症の症状が出た前走は参考外のファイアダンサー、今年のアイビスＳＤで２着と好走しているトキメキが上位候補か。

12Ｒパノティア　☆☆
　４走前に今回と同じ新潟1400メートルで２着と好走。距離延長、新潟替りは好材料で、上位食い込みも十分可能。好仕上がりのキガン、勝って同条件のエリーズダイヤ、末脚堅実なフミサウンドが上位候補か。
　

＜山崎啓介＞
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。