「6浪」原千晶語る 実感「失敗は価値ある財産」新入生・新社会人にエール「いろいろなことに挑戦を」

[ 2024年4月23日 11:00 ]

TOKYO FM「ラジオのタマカワ」でラジオ番組に初挑戦している原千晶
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 <インタビュー>フリーアナウンサーの原千晶(35)が4月から新たなスタートを切った。元テレビ朝日社員の玉川徹氏(60)がパーソナリティーのTOKYO FM「ラジオのタマカワ」(木曜前11・30)でアシスタントを務めている。6浪の末に大学に入学し、アナウンサーとなった異例の経歴の持ち主。新生活をスタートさせた人たちへのエールを聞いてみると「失敗を恐れずに、どんどん失敗してください」と実感を込めて語った。

 「高校時代はアナウンサーの“ア”の字も思い描いたことがなかった」。父は開業医で、母は歯科医。両親と同じ医師の道を目指すことを決意した。しかし、医学部の受験に7回挑戦しても叶わず、6浪の末、福岡大学理学部に入学した。

 希望の進路には進めなかったが、大学時代の2つの経験が人生に大きな影響を与えた。母親の勧めで、地元・福岡県の神社をPRする「ふく娘」に応募。県内のメディアで活動した。さらに、宝くじの第36代「幸運の女神」として全国を回るキャンペーンに参加した

 「宝くじのPR活動で、朝の情報番組で、“きょう、みずほ銀行でティッシュ配りをします”って発言したら、その放送を見たおばあちゃんが来てくれた。自分が発信したことが誰かの行動のきっかけになるってすごくやりがいがあると感じました」。自分の言葉でたくさんの人に情報を伝えるアナウンサーを目指すようになった。

 4月は新生活を始める季節。自らの経験を通して、「挑戦する中で新たにやりたいことが出てくる可能性があるので、やりたいことだけじゃなくて、いろいろなことに挑戦してほしい」とエールを送った。さらに浪人の先輩として、浪人生に向けて「とにかくがむしゃらにやってほしい。あとは、一緒に頑張る仲間や経済的に支えてくれる家族に感謝の気持ちを持つのが大事。浪人できるのは自分の力だけじゃないので、周りに感謝して、浪人生活を送ってください」と語りかけた。

 少し遠回りした道のりだが「失敗から学んだことや得たことがある。失敗は価値のある財産かなと思っている」と胸を張った。

 現在、フリーアナウンサーとしてTBSの朝の情報番組「THE TIME,」(月~金曜前5・20)に出演。4月からはラジオ初レギュラーとなる「ラジオのタマカワ」がスタートした。「情報をしっかり伝える、視聴者目線に立って発言するということを大事にしつつ、色々なことに挑戦してオールマイティーなアナウンサーになりたいです」。持ち前の笑顔と度胸で、チャレンジし続ける。


 ◇原 千晶(はら・ちあき)1988年(平12)12月18日生まれ、福岡県出身の35歳。福岡大理学部卒業後、テレビ山口に入社。23年に退社し、現在はフリーアナウンサーとして、TBSの朝の情報番組「THE TIME,」、TOKYO FM「ラジオのタマカワ」に出演している。特技は書道、短距離走。1㍍61。血液型O。

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