福原愛さん元夫会見 強制執行の場合の子供への影響を専門家が懸念「大騒ぎで引き渡しされるよりは…」

[ 2023年7月27日 17:29 ]

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 子供をめぐる事件などを扱う古賀礼子弁護士が27日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)に生出演し、卓球女子の五輪2大会連続メダリスト福原愛さん(34)の元夫で、リオ五輪台湾男子代表の江宏傑氏(34)がこの日、都内で開いた会見についてコメントした。

 福原さんは2016年に江氏と結婚し、17年に長女、19年に長男が誕生。21年に離婚した際には、2人の子供の親権について、離婚後も父母双方が親権を持つ「共同親権」となると説明していた。

 江氏の主張では昨年7月、離婚時に定めた面会交流のため、台湾の空港で福原さんに息子を引き渡したところ、その1週間後に福原さんと連絡が取れなくなった。さらに同8月には、福原さんが子供の親権を自分だけに欲しいと訴え、東京家裁に提訴。江さんも10月、東京家裁に対し、息子の引き渡しを求める訴えを起こした。今月20日には江さんに子の引き渡しを命ずる審判が出て、異例の保全命令も出された。

 古賀氏は日本での婚姻関係中の「共同親権」に触れ、「婚姻中共同親権という形と、お子さんが現状で問題ないという判断であれば、それを尊重して、このケースでたとえると、福原さんの監護を認めかねないところ」と解説。しかし、息子がもともと台湾で暮らしていたことなどから、「面会交流のために来日して期限を決めていたのに、返さなかった。その後、お父さんやお姉ちゃんとの交流ができていない事情がうかがわれますけど、そういうところを考慮して、(江氏が)“異例”と記者会見でもおっしゃられていましたけど、保全命令が出たのでは」と推測した。

 保全命令が出たことで、福原さんがすべきことについて、古賀氏は「基本的には保全命令によって子供さんを返さなければいけない効力があります」と説明した。江さんの代理人弁護士を務める大渕愛子氏は、強制執行の申し立てを行ったとしており、古賀氏は「そうすると執行官がやってきて、お子さんのことを配慮するといっても、見知らぬ大人に囲まれて…。そういう状態で大騒ぎになって引き渡しされるよりは、共同親権で離婚したじゃないか?両親で関わって子育てをしようよという約束を守るように(した方がいい)」と解説。「それが子供のためなんじゃないかなと確認してもらって、お子さんの心情に一番配慮した解決ができればいいと思います」と話した。

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