大空幸星氏　ビッグモーター新社長に「期待できないなと…社員を守る、社員に寄り添う風土は全く」

フジテレビ社屋
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　24時間無料でチャット相談できるNPO法人を運営する大空幸星氏が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）にコメンテーターとして出演。中古車販売大手ビッグモーター（東京）の不正問題について言及した。

　ビッグモーターによる自動車保険の保険金不正請求問題で、国土交通省は26日、同社の和泉伸二社長（同日付で就任）ら幹部を聴取。終了後、和泉社長は報道陣に「理解は得られたと理解している」と強調し、「業界全体の信用を失墜させた。重く受け止めている」とした。会社支給の携帯電話から社内連絡用のLINE（ライン）アカウントを削除するよう、社員に通知したことには「休日の連絡が頻繁に起こっており、社員を縛るのをやめる」と説明。アカウントの削除は過去の不正を隠すためではないと強調した。

　一方、ビッグモーターの一部店舗前で、街路樹が枯れ、その後伐採されていた問題で、埼玉県は管理する道路沿いの店舗を対象に、枯れた経緯などの確認に乗り出した。群馬県太田市でも、国道354号線沿いの歩道に植えられていた街路樹17本が枯死していたことが判明。現場は太田店の前で、県土木事務所の調査で土壌から除草剤の成分が検出され、県警に被害届を提出した。名古屋市も街路樹が不自然に枯れた店舗前の土壌調査を検討していることが分かった。今後、影響が広がる可能性がある。

　MCの谷原章介に「前社長も新社長もあらためて全く知らなかったことが多い、この企業風土、どう思います？」と聞かれた大空氏は「あり得ないと思いますよね。しかも前社長、やめたら全く表に出てこなくなったっていうのは僕は問題だと思うんですよね、すべて新社長に」と指摘。そして「さらに（新社長の）国交省のぶら下がりを見ていて、この新社長にはもう期待はできないなと思ったのは、6人しかやめなかったんだと。ある種、皆さんの予想を裏切るような形になったんですよ、みたいな表現の方法の仕方をしましたよね。ただ社員が転職する時って、転職先が確定しないとやめることなんて簡単にできないわけです、生活もあるわけですし。なかなか転職活動しようと思っても、ビッグモーターということで本当にはれ物のように扱われている社員の方もきっといるはずなんですよね。転職活動うまく進まないという人もいるはずなんです。やめたくてもやめられない。そういう人たちもいるということをおそらく分かっていながら、いやいや6人だけなんですよっていうような言い方をする。社員を守る、社員の気持ちに寄り添う風土は全くないんだろうなと。そうした中でずっと昇進してきた役員の方の新社長でしょうから、なかなかこれは改善は難しいと思いますね」と自身の考えを話した。