若狭勝弁護士 ススキノ男性切断事件、自宅から頭部「複雑な心理が今回の発見前の行動に出ている」

[ 2023年7月26日 09:30 ]

弁護士の若狭勝氏
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 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が26日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。札幌市の繁華街ススキノのホテルで、頭部が切断された男性の遺体が見つかった事件について言及した。

札幌・中央署捜査本部は25日、死体損壊、死体領得、死体遺棄の疑いで逮捕した職業不詳田村瑠奈容疑者(29)と父親で精神科医の修容疑者(59)の同市厚別区の自宅から被害者の頭部を発見したことを明らかにした。同じ容疑で母親のパート従業員浩子容疑者(60)も逮捕した。頭部が持ち込まれていたことを知っていた疑いがある。一家は3人暮らしだった。浩子容疑者の逮捕容疑は瑠奈、修両容疑者と共謀し、今月1日深夜~2日未明、ホテルの一室で刃物のようなもので男性の首を切断し、頭部を運び出した疑い。認否は明らかにしていない。

 若狭氏は「殺人の容疑者を取り調べた時、殺してどこかに運ぶ際に自分の車のトランクにその死体を入れて車を運転する時の犯人の心理というのを聞いたことがあるんです。本当に怖くてしようがないって言うんですよ。信号待ちの度に後ろから手が伸びてくるような思いにかられると。要するに現実に殺したとした場合、近くにいるっていうのは非常に、普通の精神状態を持っている人であれば不安極まりない。怖くてしようがないということなので、そういうことでいろいろと普通では考えられない行動をするということがまずあり得る」と被疑者の心理を分析した。

 そのうえで「それだったら家の中から頭部をよけてしまえばいいんじゃないのっていうことなんでしょうけれど、おそらく昔、日本では打ち首して首だけさらすことがあるんですが、そういう意味合いで何らかの思いがあってそのままずっと置いておくということも考えられると」と言い、「怖かったら捨てちゃえばいいんですけど、捨てるっていっても簡単には捨てられないんですが。そういう複雑な心理が今回のいろんな発覚前の行動に出ていると思います」と自身の見解を述べた。

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