瀬戸康史&上野樹里 大河「江」以来12年ぶり共演で夫婦愛 発達障がいの夫と妻を熱演

[ 2023年3月7日 05:00 ]

テレビ朝日のスペシャルドラマ「私小説-発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-」で夫婦を演じる瀬戸康史と上野樹里
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 俳優の瀬戸康史(34)と女優の上野樹里(36)が夫婦役を演じる。瀬戸が主演のテレビ朝日の2夜連続ドラマ「私小説―発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由―」(4月7日後11・15、8日後11・00)。映画も大ヒットしたベストセラー「いま、会いにゆきます」の作者で、発達障がいを抱える市川拓司氏とその妻をモチーフにした物語だ。

 2人の共演は、上野が主演した2011年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」以来で12年ぶり。本紙などの取材に応じた上野は、当時の瀬戸を「(演じた役の)美男子・森蘭丸のイメージが強い」と振り返った。瀬戸は俳優業で先輩だった上野について「“有名人だ”って、ドキドキでした」と話した。今作で再会し、瀬戸は「一緒に芝居できるんだと、楽しみでならなかった。自分も少しは成長したんだなと思いました」と喜んだ。

 この12年の間に、2人は私生活でも幸せを手にした。上野は2016年に「TRICERATOPS」のボーカル和田唱(47)と、瀬戸は2020年に女優の山本美月(31)と結婚。ともに“おしどり夫婦”として有名だ。

 山本は今年1月に第1子妊娠を発表。瀬戸は数日後、映画祭で「育児はとても大変だと思いますが、一瞬一瞬を楽しみたい」と“父親の顔”をのぞかせた。一方の上野も、SNSで和田の“愛夫弁当”を公開するなど仲睦まじい様子を見せる。義母で料理愛好家、平野レミ(75)との関係も良好だ。公私ともに充実している2人だからこそ、難しい今作の役を見事に演じきれた面もある。

 瀬戸が「樹里さんは素直でうそがない方なので、全てをさらけ出す気持ちでお芝居ができました」と言えば、上野は「お互い妥協することなくお芝居を追求することができました」と返した。市川氏も「ポジティブな感情を演じる時のナチュラルな表情が凄くいい」と2人を絶賛するコメント。“令和の芸能界のおしどり夫婦”の2人が、ドラマの中でどんな愛を紡いでいくのか、見応えのある作品になりそうだ。(佐藤 萌花)

 ▽私小説 伊佐山ジンは、発達障がいを抱える恋愛小説家。少年のように無邪気だが心は非常に繊細で、人の悪意に触れると、その場から動けなくなり心身ともに追い詰められてしまう。そんな伊佐山は、高校時代に出会った妻・優美に支えられ小説を執筆する。

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