内藤剛志悲痛「プロの世界へ背中を押してくれた大恩人」 大森一樹監督は兄のような存在

[ 2022年11月16日 04:58 ]

大森一樹さん死去 70歳

俳優の内藤剛志
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 「ヒポクラテスたち」で一般映画デビューを果たした内藤剛志(67)はスポニチ本紙の取材に「自主映画の世界からプロの世界へと背中を押してくれた大恩人。残念です」と大森監督をしのんだ。

 同作品には舞台出身の柄本明や、歌の世界から伊藤蘭らがキャスティングされた。「そんな現場に呼ばれ、“内藤は自主映画の代表として頑張れ”と言われたことが今でも忘れられない。毎晩のように酒を飲み映画への愛を語っていました。僕を形づくってくれた兄貴といっても過言ではありません」

 大阪芸大で若手の育成に尽力したことにも触れた。「ご自身も自主映画の出身。今でいうインディーズとかインディペンデント。どこかにこだわった発想をお持ちでしたが、そこから道を切り開いていった第一人者。プロの世界に橋渡しをしてくれた人でした」と感謝した。

 70歳という若さで逝ってしまった大森監督。「闘病されていたのも存じ上げず残念ですが、濃密な時間を過ごされたんだと思います。大森一樹という名前は永久に忘れません」と言葉に感謝の気持ちを込めた。

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2022年11月16日のニュース