那須町夫婦遺体 容疑者同士の報酬食い違いに元刑事が疑問「下の人間にたくさん…ありえない」

[ 2024年5月3日 15:47 ]

子役時代の若山耀人(きらと)容疑者(当時10歳)
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 元大阪府警刑事で犯罪ジャーナリストの中島正純氏が3日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に電話出演し、栃木県那須町の河川敷で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件で、容疑者らの供述の食い違いについて自身の見解を示した。

 警視庁と栃木県警の合同捜査本部は1日、死体損壊容疑で住所、職業不詳、元俳優の若山耀人(きらと)容疑者と韓国籍の姜光紀容疑者を逮捕した。2人は実行犯役とみられ、この事件による逮捕者は指示役とみられる佐々木光容疑者、仲介役と目されている平山綾拳容疑者を含め、4人となった。

 番組では、調べに対し平山容疑者が「900万円を受け取り、実行役2人に250万円ずつ渡した」と供述したことを伝えた。一方で、実行役2人は「250万円より少ない額だった」と、報酬額について食い違いがみられている。佐々木容疑者の報酬について、平山容疑者は100万円であると供述しているが、佐々木容疑者は「まったく受け取っていない」などと話しているという。一方で平山容疑者は、佐々木容疑者が上役とみられる人物から1500万円を受け取ったとも話している。

 容疑者らの食い違いについて、中島氏は「人間はうそをつきますので、誰が本当のことを言っていて、誰がうそを言っているか、今の状況ではたぶん警察もまったく分からない状況」とコメント。その上で、「警察は真に受けていないです。裏付け捜査をして明らかにしていく」と、淡々と捜査が進められていくと見通した。

 中島氏が疑問に感じたのは、その分配の割合だという。「たとえば佐々木容疑者が100万円、平山容疑者が900万円、このへんが非常におかしい。この構図から見て、何かものを頼んで、上役がいて、仲介役、実行役がいると。上の人が誰よりもたくさんのお金を取ることが当然の話。自分が少なくて、下の人間にたくさんのお金を渡すことはありえない話だと、私は思います」と指摘した。中島氏の推測では、「1500万円とは別に、上役の人から“これは佐々木君の分ね”と、他のお金をもらっている可能性がある」という。

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