古舘伊知郎氏 ポーランドにミサイル着弾2人死亡で「あえてNATOを刺激している」可能性も指摘

[ 2022年11月16日 15:14 ]

古舘伊知郎
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(67)が16日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演。ウクライナ国境のポーランド東部にミサイルが落下し2人が死亡したことに言及した。

 AP通信はロシア軍のミサイルと報じており、ウクライナ侵攻で北大西洋条約機構(NATO)の加盟国に着弾したのは初めてとなった。一方、ロシア国防省は通信アプリに投稿した声明で「ポーランドのメディアが現場から伝えているミサイルの残骸は、ロシアとは何の関係もないものだ」と表明。ロシアのミサイルが落下したとの報道や表明は「事態のエスカレートを狙った挑発だ」と主張。関与を否定している。

 古舘は「例えばインドネシアの大統領もロシアとつながっていますし、いろんなビジネスで石油、天然ガスが安く買える。中国、インドにも言えますけど」と資源を求め、ロシアとつながってる国は多いとし「G20が西側、アメリカ、ヨーロッパの思惑通り日本のようにアメリカにくっついてる国ばかりでないので、インドネシアだってベトナムだっていろいろある。そういうところを見計らって、ロシアが打った可能性も否定できない」とロシア側の攻撃の可能性はあるとした。

 そして「これはうがち過ぎたとおっしゃると思うんですけど」と前置きした上で「僕なんかはアメリカのシンクタンクの人のコメントを見てると、ロシアは戦況が著しく後退していてウクライナの反転攻勢で、こういう流れの時にもしかしたらロシア国内の世論をプーチン大統領がモスクワに引き寄せておくためにはウクライナには絶対負けられないわけですよ。だったらウクライナには領土割譲まで飲ませて、決して負けなかったけど、NATO、アメリカが出てきて、そこでは負けたという最悪のシナリオをロシア側が(国内に)流すためにあえてNATOを刺激している。つまりアメリカには負けて当然とロシア国民の多くが思っている。ウクライナという兄弟国には負けるわけにいかない。そこの流れの予兆なのかなって気もします」とアメリカが出てきたから負けたというロシア国民が納得する口実作りのためにわざとNATOを刺激したのでは無いかという予想も立てた。

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2022年11月16日のニュース