王位戦第2局 藤井王位、60年ぶり定山渓開催前に大山15世名人への思いはせる

[ 2022年7月13日 05:30 ]

王位戦第2局を前に取材に応える藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 将棋の第63期王位戦7番勝負は13日、札幌市南区の定山渓温泉「ぬくもりの宿ふる川」で第2局が始まる。前日の12日は3連覇を狙う藤井聡太王位(19)=王将、竜王、叡王、棋聖含む5冠=と挑戦者の豊島将之九段(32)が現地入りして対局場検分を行った。

 第1局(6月28、29日)で黒星を喫した藤井は「反省を踏まえつつ、しっかりと考えていい内容にしたい」と話した。王位戦の定山渓開催は1962年以来60年ぶり。当時の戴冠者・大山康晴15世名人について「奨励会時代に棋譜を並べ、受けが手厚く、ぎりぎりのところでバランスを取る強さを感じた」と思いをはせる場面もあった。

 対局は13日午前9時に藤井の先手で始まる。持ち時間は各8時間で、同日午後6時に指し掛けとなる。

続きを表示

2022年7月13日のニュース