知床沈没観光船の引き揚げ費用「最終的には全部、国費になる」 高岡達之氏が解説「犯罪の証拠ですよね」

[ 2022年5月7日 11:05 ]

<知床観光船事故>知床半島沖で事故を起こした「知床遊覧船」 =4月27日撮影
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 読売テレビの解説委員長の高岡達之氏(57)が7日放送の読売テレビ「あさパラS」(土曜前9・25)に生出演。北海道・知床沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没し、14人が死亡、12人が行方不明となっている事故について語った。

 水深約120メートルに沈んだ船体内の捜索などに関して、海上保安庁は深い海への潜水が可能な「飽和潜水」という特殊技術を持つ「日本サルヴェージ」と8億7700万円で契約した。引き上げ費用については、運航会社「知床遊覧船」に請求するべきとの声も上がっているが、高岡氏は「最終的には全部、国費になると私は思います」と予想した。

 高岡氏はその理由も解説。「これだけの事件です。(引き上げには)3段階あるんです。調査で8億、潜るのでまた何億、で、3番目がクレーンで引っ張り上げることになるので。前回、北の不審船を引き上げた時は50億を超えてますので」と相当な費用がかかることを述べた上で、「ただ、今回は沈んでいる船も、犯罪になったら犯罪の証拠ですよね」と指摘。MCの「ハイヒール」リンゴから「絶対に引き揚げないといけない?」と質問されると、「というふうに国は考えると思います」とキッパリと口にした。

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2022年5月7日のニュース