藤間紀子さん 昨年11月に他界した義弟・中村吉右衛門さん 第一印象は「笑顔が凄くチャーミング」

[ 2022年1月27日 15:51 ]

藤間紀子さん(10年撮影)
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 歌舞伎俳優・松本白鸚(79)の妻・藤間紀子さん(76)が27日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。昨年11月に他界した義弟で歌舞伎俳優の中村吉右衛門さん(享年77)をしのんだ。

 司会の黒柳徹子から、「去年、11月28日に心不全で中村吉右衛門さん、弟様でいらっしゃって。亡くなった後すぐに病院にいらしたんですって」と振られると、藤間さんは「すぐ会いに行きまして。本当に安らかなお顔をしてらしたので、きっとまだまだ活躍していただきたい年ではあるんですけど、でもやることはきっとやり尽くされたのかなと思いました」と振り返った。

 吉右衛門さんの兄である白鸚は何と言っていたのかと聞かれると、「やっぱりあの、『悲しいです』って言って。『何しろ一人の弟だから』って言ってましたけれども、安らかな顔を見て、『ある意味ほっとした』って言ってました」と明かした。白鸚が吉右衛門さんの体を心配していたとの話には「そうですね。なかなか舞台もこのところコロナで3部制になると部が違うと会うこともなくなっていたんで、体のことはいつも心配して。『大丈夫なのかな』とは気にしてましたけれどもね。本当に残念でしたけど」と続けた。

 黒柳からは「ご結婚の前に、ご主人の家族全員が同じマンションに住んでらしたことがあったんですって」とも尋ねられた藤間さん。「そうですね。なんか(義)母が結構引っ越し好きで、それまでマンションでも階違いで別々にいたのが、主人が『みんな一緒に住もうよ』って言って一緒に住んでた時期がありましたね」と語った。

 吉右衛門さんに会った時の第一印象を聞かれると、「なんかとても優しいというか、笑顔が凄くチャーミングで。なんかとても気さくな感じでね。よく結婚したてというかちょっとその前ぐらいからよく一緒に食事したりしてまして」と懐かしそうに話した。

 吉右衛門さんとの思い出については「最近は舞台で、仕事以外で会うことはなかなか少なかったんですけどもね。思い出すと、随分昔に一緒にわいわい騒いでた頃の思い出があって」。吉右衛門さんが倒れた後は、「その間私もずいぶん夢に(吉右衛門さんが)出て来て。にこにこして元気になられたって、でも目が覚めたら違うんだ、って感じで。本当に残念でした」としみじみと話した。

 また、「吉右衛門さんも主人のことを心配しておられるときもあって。ちょっと調子が悪いときに、『ちゃんと調べた方がいいよ』って気にしてくださって」と回顧。「息子(松本幸四郎)がね、ずいぶん芝居を教えていただいたんですけれども、よく『兄貴、兄貴』って言っておられるよって言っていました」とも語った。

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2022年1月27日のニュース