古市憲寿氏 銚子電鉄、車両1本の異常事態“限界鉄道”に「新しい鉄道会社の形を模索してほしいなって」

[ 2022年1月27日 08:29 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。千葉県銚子市のローカル鉄道「銚子電鉄」が、稼働できる電車が1本だけという異常事態に陥っていることに言及した。

 3本あった電車のうち1本の検査中に、もう1本が故障して走行不能になった。通常ダイヤでの営業は困難となり、同社は24日から2往復分減らした。いずれの車両も製造から約60年が経過しており、故障は老朽化が原因とみられる。数年ごとに検査が必要とされ、1本を検査中は2本で運行していた。竹本勝紀社長は「不安におびえながら運行する『限界鉄道会社』になった」と話している。

 古市氏は「ローカル線って日本にたくさんありますけど、やっぱりこういう鉄道会社は増えていくと思うんですね」と指摘。その上で「でもそこの中でも銚子電鉄ってお菓子をつくったりとか映画つくったりとか、いろいろPRをしてファンを増やしてきたってわけで、だからこうやって何とか持ちこたえてほしいとは思うんですけど、でも逆にこの鉄道会社から電車が1本もなくなってしまってもファンがいるんだろうなって。新しい鉄道会社の形を模索してほしいなって思いますね」と自身の思いを話した。

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2022年1月27日のニュース