橋下徹氏 まん延防止措置の効果について「尾身さんはじめ、しっかり効果検証してもらいたい」

[ 2022年1月27日 09:19 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織が26日に、沖縄県で新規感染者数が前週を下回り、「感染ピークを越えた兆しがある」との見解を示したことに言及した。

 座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は記者会見で「どの時点で減少に向かうかはっきりしない」とする一方、「あくまで疫学的な分析に基づいてだが、2週間前後(でピークを迎える)というのは齟齬(そご)がないのではということだ」と話した。

 MCの谷原章介が「新型のオミクロン株、少しピークまでが早かったですけど、ピーク超えも早いんですかね?」と聞くと、橋下氏は「世界の分布図というか波を見るとそのように言われています。ただピークを越えた理由を沖縄知事の玉城さんは、まん延防止措置の効果だってことをパーンと言われたんですけど、僕、これを政治家が言うのは早計過ぎるんじゃないかなと」と指摘。そして「きちっと科学的に検証して、本当にまん延防止措置の効果だったのか、そうではなくていろいろウイルスの特性上そうなったのか。1月9日の段階で実行再生産数のピークはもう過ぎて急変してるんですね。だからそこはしっかりまん延防止措置の効果なのかどうなのかってことは科学的に検証してもらいたいですね」と自身の考えを述べた。

 谷原の「同時期に流行ってきた山口、広島、そこはまだピークを迎えている感じはないですもんね」には、「総理自身もまん延防止措置の効果が出てるってことをパーンと言ってしまってるんで、僕はそこは政治家が簡単に言うんじゃなくてきちっと国家検証してもらいたい」と言い、「結局、自分がやったことを正当化するようにしか聞こえないから、ここは専門家会議の方でそれこそ尾身さんはじめ、しっかり効果検証してもらいたいですね」と強調した。

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2022年1月27日のニュース