初日の焦点 41手目「▲8六歩」感想戦でも話題、見解交わし合う

[ 2022年1月11日 05:30 ]

第71期ALSOK杯王将第1局第2日 ( 2022年1月10日    静岡県掛川市 掛川城二の丸茶室 )

<王将戦第1局第2日>対局を終え渡辺王将と感想戦を行う藤井竜王
Photo By スポニチ

 1日目の焦点だった藤井の41手目▲8六歩。終局後の感想戦でも両者が見解を交わし合った。スポニチ本紙観戦記者の関口武史氏によれば、敗れた渡辺が「▲8六歩を突いて、▲8七金とは上がらないんだね」と藤井にただしたという。

 続く△1四歩に藤井は▲6六歩を指したが、▲8七金を中心に読んでいた渡辺はその△1四歩に1時間31分を投入。1時間の昼食休憩を挟んだため、大量の読みが無に帰した。

 「あの91分は大きかった。藤井竜王には元々、▲8七金とする気がなかったようです」と関口氏。最終的に両者秒読みに突入した激戦。「虚実がないまぜになったやりとりかもしれませんが、渡辺王将の持ち時間を削った効果は大きかったようです」と指摘した。

続きを表示

2022年1月11日のニュース