橋幸夫 来年5月で歌手引退決めた理由告白「声がだんだん崩れていくのをお見せしたくないと」声帯の衰えも

[ 2022年1月11日 13:55 ]

橋幸夫
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 歌手の橋幸夫(78)が11日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。80歳の誕生日となる来年5月3日での歌手引退を決意した理由を語った。

 橋は昨年10月4日に会見を行い、23年5月3日での歌手引退を表明した。歌手に区切りをつけた後も俳優業は続ける意向。司会の黒柳徹子から「突然の発表で驚いた方もいらっしゃると思いますけど、これは何かありましたか、特別なことが」と振られると、橋は「まあ60周年が一昨年でした。終わりました頃にコロナが相変わらず大変なんですけど、歌う機会が少なくなりましてね」と切り出した。

 「結局歌い手っていうのは歌わないと発声練習しなくなるんですよね。特に私はそこをしなかったから、余計に声がだんだん出にくくなりまして。出るキーは出るんですけど、低音部が出なくなったり、割れてきたり」と説明。「そういうステージをやりながら、いつまでこの状態でいくのかなというのを考えまして。ファンの皆さんもテレビを見ていて『声が出てないな』という方もいると思うんですね。心配かけるのも嫌ですし、特に歌っていうのは若かったころ、声がどんどん出るときっていうのを皆さん応援してくれましたから、それがだんだん崩れていくのを聞かせたくないなあ、お見せしたくないと。この一心でしたね」と明かした。

 黒柳から「声帯の筋肉が衰えてきてるんですって」と聞かれると、橋は「そうなんです」と回答。耳鼻科で診てもらったところ、医師から「橋さん、このごろ歌ってませんね」と言われ、「ええ、コロナでだんだん仕事がなくなってきまして」と答えると、医師は「それが原因で一つ。あと一つは加齢ですね」と言われたとした。だが「出なくなっちゃうことはない。だから練習しましょう。訓練しましょう」とのアドバイスもあったとし、橋は「発声はもちろんですけど、声帯の筋肉を活躍させるという運動があるんです。それを毎日やっておりますけどね」と語った。「それをやっても全然出なくなっちゃうのは嫌だなと思いまして。最近なおさら訓練をしておりますけれども」と続けた。

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2022年1月11日のニュース