アパホテル社長 法人納税額は2000億突破 自ら広告塔の看板「史上最悪の最低」と抗議された過去

[ 2022年1月11日 17:23 ]

アパホテル・元谷芙美子社長
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 アパホテルの元谷芙美子社長(74)が10日放送のABEMA「ぜにいたち」(月曜後11・30)に出演。自らが広告塔となった看板の秘話を語った。

 全国681か所にホテルを構え、総売り上げは1371億。創業50年赤字はなく、コロナ禍をものともせずに昨年は新ホテルを27棟オープンさせた。「今まで50年間、信用を積み重ねて参りました。高額法人所得番付に出続けて、納税額は2000億円を突破しております」。

 いかにしてのしあがったのか。「注文住宅の会社を始めて、節税のためにホテル営業を始めたんです」。儲かりすぎた不動産の節税のために副業としてオープンさせたのが、当時はまだ珍しかった都市型ホテル。副業のはずが、これが大ウケして急成長した。

 さらに、決定打となったのが自らを広告塔として看板に登場したこと。「私が社長です!!」とフレーズとともに自らの顔写真を掲載した。大反響を呼んだが「外見は好みがいろいろある。厳しい…あの人は誰?とかもっと素敵なモデルさんいないの?とか、史上最悪の最低の広告とか抗議されたみたいですけど、インパクトのある広告を出させていただけたことがよかったかなと。一番悲しいのは無視されることですから」と広告効果としては絶大だったようだ。トレードマークの帽子は240個に及ぶ。高いもので1つ6万ほどするという。

 ホテル事業だけでなく、「アパ社長カレー」もヒット。「発売11年で800万食突破。目標を1000万食に変えました」という。こちらもパッケージに自身の写真が入っているが「最初(商品名に)『アパ社長』入れるっていうのは、会社中が大反対で。それでも『責任持つからアパ社長カレーにしてほしい』と言いまして。ネーミングがよかった」と満足げ。

 一方で、お笑い芸人では明石家さんまの大ファン。好きが高じて、過去に「明石家かます」の芸名で弟子入りしたこともあるという一面も持つ。太っ腹社長が投げ銭で崖っぷち芸人を救うという番組企画に「チャンスをあげられるのは幸せ。運を差し上げられたらいいなと思う」と賛同しての出演となった。

 MCのかまいたちが冗談半分で「我々もカレー事業への参入を…」と振ると「ぜひコラボさせてください!」とノリノリ。「マネジャー陣が全員大反対かもしれませんけど」と言う濱家隆一に「それくらいの時にやれば大成功。みんなが賛成する時はもう遅い。やめた方がいい」と名言を授けていた。

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2022年1月11日のニュース