北斗晶「世間様に何言ってんだって怒られるかもしれないけど」 困窮の末、罪を犯す若者に言及

[ 2022年1月11日 18:49 ]

北斗晶
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 元プロレスラーでタレントの北斗晶(54)が11日、火曜コメンテーターを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に生出演。コロナ禍もあって金銭面や就職難などに苦しむ若者にもっと手を差し伸べるべきだと訴えた。

 8日に東京都渋谷区の焼き肉店で発生した立てこもり事件を番組で取り上げ、監禁容疑で現行犯逮捕された住所不定、無職の28歳の容疑者が定職についたことがなく「2週間前に長崎県内の実家を出て、新宿でホームレス生活していた。生きている意味を見いだせなかった」と供述していることに触れた。

 この事件について意見を求められた北斗はまず「ニュースを見るたびに、電車の中で犯行に及んだとか、ちょっと人生に夢も何も見出せなくてこういうふうにやったんだっていう事件が続いている」と昨今頻発する事件にも言及した上で「もちろん自分勝手で起こしてはいけないことだし、こんなことあってはいけないことなのは分かっているんだけど」と前置きした。

 そして、「もっとちょっと違う目線で考えたら、28歳で就職がなくて東京に行けば就職ができるかもしれない、そうやって思って出て来ても見つからない、それでこの真冬の中、路上生活をしててって。それを考えると、私は、もしかしたら世間様に何言ってんだって怒られるかもしれないけど、こういう人たちってもっといるんじゃないの?って。こういうコロナ禍の中でどんどん就職ができなくなったりとかして、田舎の方が就職できないじゃない?だから東京に行けばあるかもしれないと思って出て来て。路上生活で寒い思いをしている。根本的にもうちょっとライフラインっていうか、そういう人たちが困った時、路上生活とかしなくていいように。たとえば海外だったら教会で配給があったりとか、温かいものをあげたりとか。もうちょっと、そっちの方にも目を向けるべきじゃないかなと思う」と一気に語った北斗。

 「そういったところに行ったことによって、もうちょっと人とコミュニケーション取れるかもしれない。それが、どれだけこういう犯罪を軽減できるかは分からないけど、そういう行いが必要な気がする、今の時代は」と訴えていた。

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2022年1月11日のニュース