だいたひかる がん告知で見えたゴールテープ「今の目標は死なないこと」 闘病・不妊治療経て来月出産

[ 2021年12月14日 11:37 ]

だいたひかる
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 お笑いタレントのだいたひかる(46)が14日、フジテレビ「ノンストップ!」(月~金曜前9・50)にVTR出演。乳がん告知をへての考え方の変化について明かした。

 2013年、再婚した38歳に不妊治療開始した、だいた。16年には乳がんを判明し、不妊治療の継続を断念。右胸全摘出、リンパ節への転移で抗がん剤治療も経験。さらに、19年に乳がんが再発し、以降は放射線治療を受けたが、不妊治療の再開を決め、今年5月14日に凍結保存されていた受精卵を体に戻し、1週間後同21日に妊娠判定。現在、妊娠9カ月となり、来月30日に出産を予定している。

 「私はがんを持ってるから、今の目標は死なないっていうことなんですけど、子育ても長くしたいですし」と話した、だいた。乳がん闘病や妊娠という経験を経て、心境に変化も出てきたとし、「(乳がんを)告知されてから、ゴールテープがちょっと見えてきて、『そうだ、私人間だったんだ!』って。『いつか死んじゃうんだ』っていうのと向き合った時に、時間ってことにすごく注目するようになった」という。

 がん告知から5年間、取り組んできた荷物整理術をまとめた著書「生きるために、捨ててみた。」を8日に発売。「私が病気になって家族に迷惑かけたのに、ものが多くて、家族にしわ寄せがいっちゃうじゃないですか。そこまで押し付けるのが悪いので、自分が動けるうちに早めに片付けなきゃと思ったのがきっかけ」と、荷物整理を始めたきっかけを明かした。

 「もう使わないのに、『ああ、懐かしいな』って、その一瞬のためにものをいっぱい持ってるのがちょっと違うなって、だから今は写真を撮って、スマホのアルバムに項目を作って、そこに捨てたものを全部写真撮って入れていますね。見るって言っても年1回も見ないんですよ、意外と」と苦笑。「だから、過去にすがるよりも未来の方がいっぱい可能性が含まれているから、そっちを楽しもうと思うようになりました。あとは自分の人生をどう充実させるか、時間を大切にするためい片づけをちょっと早めにやっておいて、後は楽しく自分の時間を有効にっていう感じですね」と笑顔を見せた。

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2021年12月14日のニュース