歌ネタ王のZAZY 「歌の作り方が同じ」のユーミンに感謝 ラスト大会で見事に戴冠

[ 2021年9月29日 22:03 ]

「歌ネタ王決定戦2021 FINAL」で優勝したZAZY(提供・MBSテレビ)
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 音楽と笑いを融合させた賞レース「歌ネタ王決定戦2021 FINAL」(MBSテレビ、関西ローカル)の決勝が29日、開催され、ZAZY(33)が初優勝。賞金300万円を手にした。

 優勝直後、ZAZYは真っ先に歌手・松任谷由実(67)へ「御礼を言いたい」と感謝の言葉を口にした。ZAZYを気に入ってくれたユーミンから呼ばれ、コンサートに出演した経験もある。ネタの作り方を聞かれた際「こう、こう作ってますと答えたら、『私が“春よ来い”を作った時と一緒』と言ってくださいました」と自信をを深めたそうだ。「だから、ボクはほぼユーミンです」と謎の言葉を残して、笑わせた。

 母校・智弁和歌山の夏の甲子園優勝も力になった。「母校が優勝したことで頑張ろうと思った」と明かし、「この勢いで次のR―1も。ラストなんで。母校は次の選抜で優勝して、いい循環になれば」と相乗効果を期待していた。

 フリップ芸が持ちネタのZAZYはいつものロングの金髪、ピンクのホットパンツ、厚底のブーツの出で立ちで登場。「デジタル紙芝居」と紙をワイドな画面に換え、第1ステージは「彼女の家族」をラップ調で紹介。最終ステージでは「松平健さんのそっくりさんオーディション」をネタに軽快はテンポで、爆笑をさらった。

 ZAZYは13、15、16年に歌ネタ王決定戦の準決勝に進出し、今回が初の決勝。「最後に優勝できてホントに嬉しい。大会がなくなるのは残念だけど」と語った。今年の「R―1グランプリ」ではフリップが最後にめくれない痛恨のミスで準優勝に終わった。今回の優勝で賞金300万円を手にし「今、気になってる女の子と美味しい物でも食べに行く」と使い道を披露した。

 13年にスタートした大会は9回目の今年がラストの大会。決勝にはアイロンヘッド、きつね、メンバーら8組と、敗者復活戦を勝ち上がったラブレターズの計9組が第1ステージを戦い、ダブルヒガシ、こがけん、ZAZYの3組が最終ステージに残った。

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