コロッケ 家族の反対押し切り上京の裏に仲間の説得「知らなかった。ありがとう!」

[ 2021年9月1日 20:31 ]

コロッケ
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 ものまねタレントのコロッケ(61)が、1日放送のテレビ朝日系「あいつ今何してる?」2時間SP(後6・45)に出演し、高校時代のバンド仲間からの知られざる後押しに、涙する一幕があった。

 高校の同級生だった男子4人でバンドを結成したが、当時から芸能界入りを目指していたコロッケは、飲食店などへの駆け込み営業を始めたことで仲間と疎遠に。バンドは高校卒業とともに自然消滅してしまった。「俺がみんなとつるまなくなった時、どう思ってただろう?と。引っかかってますよ。何て思ってたんだろうとか。それを一番聞きたいな」と、当時から感じていた負い目を明かした。

 番組には、当時のバンド仲間の一人が出演した。男性は現在、大手自動車メーカーの工場に務めるベテラン技師に。当時のコロッケを「勉強とかそういう時はまったく存在感がない。学校から出ると、芸能界に通というか、いろんな情報、オシャレ、そのへんの通でしたね」と評した。

 バンドの消滅については、「本人にはあったんじゃないかな、負い目が」とコロッケの気持ちを推測。「全然気にしなくていいですよ。応援ではないけど、大丈夫かな?と逆に心配してましたよ。『ちゃんと卒業できるのかな?』とか。自分の夢をつかんでいくのを見ていると、(好きなことを)やれていて、今思うとよかったんじゃないですか?」と理解を示していた。

 コロッケは高校卒業後、19歳で上京。男性はそのころには、コロッケの強い意志を感じたという。「本気だと思ったのは、卒業前くらいかな?『俺は欽ちゃんのバッグ持ちでもいいから芸能界に行きたい』って。時間的には3日くらい話した覚えがある」。男性の元には、コロッケの祖母から、上京に反対するよう説得するような電話がかかってきたこともあったという。そんな時、男性は「『失敗したら我々がおるから、1回失敗してもいいから出して下さい。俺らが待ってるから』って。『大失敗してもいいから出して下さい。お願いします』って」と、逆に祖母を説得したことを明かした。

 40年以上たって初めて知る、仲間の献身的なサポートに、コロッケは涙を流しながら、「知らなかった。ありがとう!本当に」と感謝を口にしていた。

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2021年9月1日のニュース