滝川英治 完成まで2年以上 絵本制作への思い「僕の魂みたいなものを伝えたい」

[ 2021年9月1日 11:26 ]

滝川英治
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 フリーアナウンサー・滝川クリステル(43)のいとこで俳優の滝川英治(42)が1日放送のフジテレビ「ノンストップ!」(月~金曜9・50)にVTR出演。先月発売された、自身作の絵本「ボッチャの大きなりんごの木」(朝日新聞出版)について思いを語った。

 滝川は17年9月にドラマ撮影中の自転車での事故で脊髄を損傷し、車いすの生活となった。滝川が初めて手掛けた絵本「ボッチャの大きなりんごの木」は、自転車に乗ることが大好きな象のボッチャがレースの事故で、身体の多くの部分が動かなくなるという、滝川自身を体験をモチーフにした作品となっている。

 「最近、ずっと絵を描いてまして、絵本を発売させていただくことになりました」と滝川。「24時間絵本のことを考えてました。それぐらい僕のすべてで、僕の魂で、僕の生き甲斐であって、とにかくすごくこの作業に僕が心を救われた」を笑顔を見せた。

 元々絵をあまり描いたことがなかったうえでに、手を自由に動かすこともできないため、ペンを口にくわえ、タブレットで絵を描いている。完成まで2年以上かかった。

 「1本の線を描くのでも、やっぱり自分が納得いく線を描くのに、1時間くらいかかっちゃったり、どうしても線がブレちゃったりとかするので、なかなか思うようにはいかなくて、1つのことをとにかく、1つずつクリアにしていきたい。1つずつしかできないっていうのがあるので」と苦労は計り知れない。それでも「絵本を通してきた僕の魂みたいなものを僕は伝えたくて、未来ある子どもたちもそうですし、何か本当に僕のような障がいがあったりとか、障がいだけではなくて、今自分となかなか向き合えず、戦っている人たちっていっぱいいると思うんです。そういう方々がこの絵本を通して何かを感じてもらいたい。もちろんいいことも、もしかしたら悪いことも、バカにしてもらってもいいですよ。本当に笑い飛ばしてもらってもいいと思うんです。感じとってもらえるものがそれが正解だから。それは何でもいいです」と思いを語った。

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2021年9月1日のニュース