来秋朝ドラ 制作統括、脚本・桑原氏の言葉に「高く飛ぼうとするヒロインのイメージがパッと」

[ 2021年8月27日 15:14 ]

来年2022年度後期の連続テレビ小説「舞いあがれ!」の仮ロゴ(C)NHK
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 NHKは27日、来年2022年度後期の連続テレビ小説(第107作)が、同局「心の傷を癒すということ」などで知られる桑原亮子氏がオリジナル脚本を手掛ける「舞いあがれ!」に決まったと発表した。1990年代から現在、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島を舞台に、ヒロイン・舞がパイロットと飛行機作り、空を飛ぶことの夢に向かっていく挫折と再生を描く。ヒロインを演じる女優について、制作のNHK大阪拠点放送局は「オーディションで選ぶ予定」とした。

 現在放送中の104作目「おかえりモネ」、11月1日スタートの105作目「カムカムエヴリバディ」、来年春スタートの106作目「ちむどんどん」に続く朝ドラ通算107作目。

 今年年冬頃も出演者発表、来年春頃にクランクインを予定。タイトルには「ヒロイン・舞が、どんな向かい風も全身で受け止めて、さらに高く舞いあがるイメージを込めました」と説明した。

 制作統括の熊野律時チーフプロデューサーは「コロナ禍やさまざまな災害に見舞われている今、どんな物語を作っていくのかを、脚本の桑原さんと話し合いました。空を飛ぶことを夢見るヒロインはどうですか? 桑原さんの言葉にハッとしました。空を飛ぶには向かい風が必要です。いろんな人生の逆風を受けながら、高く飛ぼうとするヒロインのイメージがパッと浮かびました」と説明。

 「飛行機を飛ばすには、たくさんの人の力が必要です。作る人、飛ばす人、導く人、それぞれ違う力をもった人たちをつないで、夢を現実のものにしていくヒロインの物語。つらいこと、たいへんなことはあるけれど、空を見上げて夢を抱き続けるヒロインの姿を通して、毎朝明るい気持ちになれるドラマにしたいと思っています」と力を込めた。

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2021年8月27日のニュース