糸谷八段 2年ぶり挑戦者決定リーグ入り ALSOK杯王将戦2次予選決勝

[ 2021年8月27日 05:30 ]

 第71期ALSOK杯王将戦2次予選決勝が26日、大阪・関西将棋会館であり、糸谷哲郎八段(32)が八代弥七段(27)に134手で勝利し、2年ぶり6度目の挑戦者決定リーグ入りを決めた。これで出場する全7棋士が決定した。

 「毎回思うのは、強い人しかいない。まずは勝ち越しを目指したい」。新鋭と強豪が入り乱れ、7人中3人が陥落する棋界一過酷なリーグ。糸谷はそう意気込みを語った。

 最高成績は第68期、挑戦者決定戦に進出した。当時の渡辺明棋王と挑戦権を争ったが敗れた。獲得は14年の竜王位以来遠ざかる。確率的に初挑戦しておかしくない出場回数だけに「リーグで4勝2敗、5勝1敗できればプレーオフ出場には近づく」と周囲を意識せず、将棋に向き合うことで突破を目指す決意だった。

続きを表示

2021年8月27日のニュース