スケボー女子・岡本に番組オファー殺到 五輪パーク4位、仲間から担がれたシーンに脚光

[ 2021年8月14日 05:30 ]

パリ五輪で金メダルを目指すスケートボードの岡本碧優
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 東京五輪でスポーツマンシップを象徴する感動的なシーンが脚光を浴びたスケートボード女子代表の岡本碧優(みすぐ、15)にメディアからのオファーが相次いでいる。

 4日の女子パーク決勝で果敢に大技に挑み、最後は転倒してしまい、4位に終わった岡本を、各国のライバルたちが担いで称えたシーンは海外メディアでも報じられた。所属先のエイベックスによると、スポーツ番組やバラエティー番組からオファーが届いている上にCM各社からの問い合わせも複数寄せられている。

 岡本はスポニチ本紙の取材に「メダルを獲得していない私がこんなに取り上げていただいていることに、とても戸惑いがありますが、あの時、自分のベストを尽くそうとトリック(技)を変える選択をしなかったことは間違いではなかったと思っています」と心境を明かした。

 決勝では最後の大技の着地に失敗し、泣きながら引き揚げてくると、各国の代表選手が集まって岡本を称えた。「(オーストラリアの)ポピーと(米国の)ブライスが担いでくれた時は、凄く気持ちが落ち着き自然と笑顔が出ました。ガールズスケーターのみんなの友情に感謝です」と振り返った。

 エイベックスも24年パリ五輪に向け、一丸となって応援していく構え。岡本は出演するメディアで競技の普及にも尽力していく意向で、3年後の雪辱に向け「今回果たせなかった体験、経験をしたいです」と誓った。

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