藤井2冠 竜王戦決勝トーナメント4強進出、豊島に挑戦なら最大19番勝負

[ 2021年7月11日 05:30 ]

山崎隆之八段に勝利し、竜王戦決勝トーナメントのベスト4進出を決めた藤井聡太2冠(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=が10日、大阪・関西将棋会館で竜王戦決勝トーナメントの準々決勝に臨み、山崎隆之八段(40)に94手で勝利した。次戦の準決勝で、挑戦者決定3番勝負進出をかけて久保利明九段(45)と八代弥七段(27)の勝者と戦う。

 先手は振り駒の結果、山崎。戦型は山崎得意の相掛かりへ進んだ。「先手王の広さを生かされる展開になって、自信がなかった」と藤井。ベスト4進出については「次は大きな一局。いい状態で臨めるようにしたい」と意気込みを語った。

 藤井は現在、王位戦7番勝負で豊島将之竜王(31)=叡王との2冠=の挑戦を受け、0勝1敗。さらに25日開幕の叡王戦5番勝負では豊島への挑戦が決定済み。竜王戦7番勝負でも挑戦権を獲得すれば、相手はここでも豊島。過去1勝7敗の天敵と夏から秋にかけて最大19番勝負が実現する。

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2021年7月11日のニュース