「ABCお笑いグランプリ」はオズワルドが優勝 伊藤俊介は思わず「沙莉~」と絶叫

[ 2021年7月11日 19:30 ]

「第42回ABCお笑いグランプリ」で優勝したオズワルドの畠中悠(左)と伊藤俊介(C)ABCテレビ
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 ダウンタウン、中川家、ナインティナインら多くの人気コンビが優勝している若手芸人の登竜門「第42回ABCお笑いグランプリ」決勝が11日、大阪市内で開催され、オズワルドが優勝。574組の頂点に立ち、優勝賞金100万円を手にした。

 オズワルドの伊藤俊介(31)は、「誰に喜びを伝えたいか?」と問われ、「沙莉~」と妹で女優の伊藤沙莉(27)の名前を絶叫。「同期が多い戦いでの優勝は感慨深い」と語った。相方の畠中悠(33)も「昨年準優勝だったんで、来年こそはと思ってた。実現してうれしい」と感無量の面持ちだった。

 畠中の独特のボケに、伊藤がシュールにツッコむスタイルで19、20年の2年連続でM―1決勝へ進出。だが、5位に終わった昨年は、審査員のオール巨人(69)、ダウンタウン・松本人志(57)から第1R後の総評で、改善点を指摘された。「ムチャクチャ悩みました」と伊藤。「調整は難しかったけど、アドバイスは確かなものでした」と畠中。試行錯誤の末、「ナチュラルなのが1番」と伊藤は無理に大きな声でツッコんだりせず、改良を重ねて、今回の結果につなげた。

 売れない時代、妹の沙莉と同居し、世話になった伊藤は「少しはお兄ちゃんになれたかな。母ちゃんらと美味しい物でも食べに行こうか」と賞金の使い道を披露。次の目標はもちろんM―1制覇。「ABC獲って泣きそうになったけど、涙はM―1にとっておきました。絶対に獲ります」と頂点を狙いに行く。

 予選を勝ち抜いた東京勢8組、大阪勢4組が3グループに分かれて1stラウンドを戦い、決勝にはオズワルド、蛙亭、カベポスターが進出。「腹立つオジサン」のネタで蛙亭、カベポスターを抑え、昨年準優勝の雪辱を果たした。

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2021年7月11日のニュース