小坂健教授 4回目の緊急事態宣言に「1カ月っていうのは長いのかなと…気持ちを保てるのか心配」

[ 2021年7月11日 08:40 ]

TBS社屋
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 元国立感染症研究所主任研究官で厚生労働省クラスター対策班メンバーの東北大大学院・小坂健教授が11日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。政府が東京都を対象に4度目となる新型コロナウイルスの緊急事態宣言を発令することを決めたことに言及した。

 菅義偉首相は、記者会見で感染力が強いインド由来の「デルタ株」の拡大を警戒したと理由を説明。11日が期限の沖縄県の宣言は延長。埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県のまん延防止等重点措置も延長する。期限は23日に開会式を迎える東京五輪期間を含めた来月22日まで。飲食店での酒類提供は原則禁止とした。

 小坂氏は「まん延防止等重点措置も継続で、こっちも慣れてきてしまっている。そうすると今までの言われてきたアナウンス効果がだいぶ薄れてきていると思う」と指摘。そして「統計でも4分の3はそういうものにとらわれずに自分で数字を見て判断すると言われていますから、これで1000人を超えるというようなことになれば自主的に少し行動が自粛されるかも知れません」と言い、「今のところ深夜の滞留人口はまだまだ増えていますので、そういった意味ではこういう宣言をするのは…ただ1カ月っていうのは長いのかなと。ずっとみんなが気持ちを保てるのか心配です」と自身の見解を述べた。

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2021年7月11日のニュース