橋下徹氏 「誰になろうとも小池さんがリーダー」 組織委員会・森会長の後任人事問題で

[ 2021年2月15日 19:15 ]

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が15日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に出演。東京五輪・パラリンピックのリーダーについて持論を述べた。

 女性蔑視とも取れる発言を理由に、森喜朗氏(83)が12日に東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を辞任。後任として日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏(84)の名前が挙がったが、理事会を通さない“根回し人事”などが批判され、川淵氏も辞退した。

 橋下氏はコロナ禍での開催について小池百合子東京都知事(68)がどう考えているかと問われ、「小池さんの心境は分からないです。でも知事の凄い晴れ舞台でしょ」と語った。加えて「猪瀬(直樹元東京都知事)さんと森さんは、都知事が上なのか組織委員会の会長が上なのかってすごくもめていたんですよ。小池さんも就任直後、森さんと大バトルをやったんです。経費削減で。でも最後は森さんに抑え込まれた経緯があったんです。今回のことで圧倒的に上になるから。オリンピックやったら小池さんがリーダーです」と言い切った。

 さらに「今回、(組織委員会の)後任人事が誰になろうとも小池さんに政治力で勝る人はいないから、やっぱり小池さんがリーダーになると思います」と強調。「小池さんが凄いのは僕だったら真正面から森さんに“やめてください。あなた、ダメです”ってワンワン言って大バトルになっちゃうんだけど、小池さんはじーっと見てね、ここぞっていうときに会議欠席。あの態度振る舞いは政治家としては身震いしました」とも話した。

 組織委員会の後任人事については「僕だったら川淵さん。今言われている問題って手続きの問題でしょ。理事会の正式なプロセスがなかったら後で取り付けたらいいんじゃないですか」と大胆発言。今回の騒動に関しても「世の中がちょっとキレイごとすぎる。あと現実を知らなさすぎる。巨大組織の人事をやる段階で、全くの白紙の状態でオープンにクリアに透明性確保して人事やるなんてありえない。最初から候補者を決めておいて手続きに乗せるというのは大阪府知事、大阪市長時代にもあらゆる人事やりましたけど、そうですよ。それを森さんと川淵さんの“ワンマンおじさん”たちが言っちゃったのが大失敗」と話した。

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2021年2月15日のニュース