金子恵美氏、森会長の後任人事に持論「時間が無い中でいかに適任者、能力主義で選ばれるのか?」

[ 2021年2月15日 16:55 ]

金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(42)が15日、文化放送「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(後3・30)にリモート出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の混迷する会長交代劇について言及した。

 組織委の森喜朗会長(83)が女性蔑視発言で引責辞任を表明。森氏からの後継指名を受諾する考えを示していた日本サッカー協会元会長で選手村村長の川淵三郎氏(84)は一転して辞退する意向を示し、後任人事は白紙に戻った。組織委員会は候補者検討委員会を立ち上げ、改めて新会長の人選を進めるとしている。

 透明性を確保するために立ち上げられた候補者検討委員会について、金子氏は「一連の騒動といっても良いんでしょうかね。これが国内はもとより、国際社会が信用しないつつあるなかで、透明性は可能な限り保たれなければいけない。こういう検討委員会を立ち上げるということは規約に則るのでしょうけど、分かります」と理解を示しつつも、「私は正直、そのプロセスも大事ですけど、時間が無い中でいかに適任者、能力主義で選ばれるのか?とそちらに注目しています」と私見を述べた。

 8日の同放送では、森会長の女性蔑視発言の問題と、東京五輪・パラリンピック開催の可否の判断は別にしたほうが良いとの考えを述べていた金子氏。「本来はコロナが唯一の敵だったはずなのに、こういった別の要因によってオリンピック開催自体の印象が悪くなっている」と現状を指摘し、「国際社会の信用を失いつつあるところを、しっかりと信頼を取り戻した形で開催できるように、新しく会長になっていただく方には期待をしたいとは思います」とコメントしていた。

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2021年2月15日のニュース