銚子電鉄 新たな自虐商品はガチャガチャならぬ「ガタガタ」、その名も「銚電マンシール」

[ 2020年12月24日 06:00 ]

銚子電鉄の新たな自虐商品「銚電マンシール」
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 コロナ禍で売り上げが激減し、倒産危機に陥っている千葉県銚子市のローカル鉄道「銚子電気鉄道(銚子電鉄)」が新たな自虐商品「銚電マンシール」を今月中旬から売り出した。

 シールの世界観はファンタジーで「金欠鬼VS貧乏神」がコンセプト。竹本勝紀社長はじめ銚電ゆかりの人々をデフォルメしたキャラクターがデザインされている。

 シールは、経営ががたついている状況を逆手にとって、ガチャガチャならぬ「ガタガタ」と名付けたカプセルトイとして販売。1回200円で犬吠駅、仲ノ町駅、ぬれ煎餅駅の3カ所に設置されている。女性車掌がモデルになった「ソデヤマ観音」、「つり革仙人」など全8種類。一般的に「キラ」と呼ばれる光沢デザインのシールは「シャーダンカーン」で、ホラー漫画家で「まずい棒」のイラストを手掛けた日野日出志氏がモデルになった。名前の由来は踏切の信号がなった際に降りる遮断桿(しゃだんかん)から。

 シールを考案したプロデューサーの寺井広樹氏(40)は「金欠鬼と貧乏神の対立はどちらに転んでも貧乏のまま。自虐商品をいくら出しても経営危機を抜け出せない銚電の状況そっくりだからこそ、皆さんに笑ってもらいながら応援したいという気持ちにつながっていけば」と話している。

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