アニメ「東京BABYLON」放送延期 来年4月予定もデザイン模倣問題で「重く受け止め 深く反省」

[ 2020年12月24日 18:05 ]

 来年4月に予定されていたアニメ「東京BABYLON 2021」の放送が、新ビジュアルなどのデザイン模倣問題のため延期となった。24日、公式サイトで発表された。11月19日に発表した新ビジュアルとキャラクター設定イラストの衣装に、著作権を有しない既存のデザインを使用していたと今月4日、模倣を認め、謝罪していた。

 女性漫画家集団「CLAMP」の初期の名作で、1990~93年の連載から約30年の時を経てアニメ化されるとあり、話題に。陰陽師の主人公・皇昴流が怪奇現象や霊的事件に挑み、アニメは2021年の東京が舞台になる。皇昴流役に蒼井翔太、昴流の双子の姉・皇北都役に水樹奈々、暗殺集団「桜塚護(さくらづかもり)」の跡取り息子・桜塚星史郎役に梅原裕一郎とキャストも決定している。

 今回、皇昴流の「陰陽師の装束」、皇北都の「黒のジャケット及びピンクのドレス」に模倣があった。11月19日にオンライン制作発表を行い、翌20日に視聴者から指摘があり、判明した。

 放送延期の発表は以下の通り。

 【東京BABYLON 2021】委員会としましては、このたびの模倣問題を重く受け止め、深く反省し、厳格な対応を行うべく、委員会内にコンプライアンスチームを立ち上げ、より一層の法令順守に取り組んでまいります。

 そのため、現在2021年4月放送を予定しております本作品の放送を延期させていただきます。

 CLAMP先生、原作「東京BABYLON」を愛する皆様、TVアニメ「東京BABYLON 2021」にご期待くださり、応援してくださっている皆様、関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ございません。

 ファンの皆様が安心して楽しんでいただけるエンターテインメントをお届けすることを誓い、製作委員会一丸となって制作致します。

 真に皆様に愛していただく作品作りを真剣に真摯に行ってまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

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2020年12月24日のニュース