上白石萌音 朝ドラ初出演「夢が叶う」 来年後期「カムカムエヴリバディ」 オーディションでヒロインに

[ 2020年12月24日 11:19 ]

2021年度後期の連続テレビ小説が「カムカムエヴリバディ」のヒロインに決まった(左から)上白石萌音、川栄李奈、深津絵里
Photo By 提供写真

 女優の上白石萌音(22)が2021年度後期に放送する通算105作目の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のヒロインの1人に抜てきされ、朝ドラに初出演することが決まった。上白石は3061人の中からオーディションで大役を射止めた。

 同作は朝ドラ史上初めてヒロインが3人登場する朝ドラ通算105作目。ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母(安子)・母(るい)・娘(ひなた)の3世代ヒロインが戦前から戦後、そして令和まで物語を紡いでいく。舞台は京都、岡山、大阪となる。上白石のほかのヒロインは女優の深津絵里(47)、川栄李奈(25)が務め、安子役を上白石、るい役を深津、ひなた役を川栄がそれぞれ演じる。

 上白石は「連続テレビ小説への出演はずっと大きな目標でした。大好きな『英語』と『ラジオ」で』紡がれるこの作品で夢が叶うこと、本当にうれしく思います」と感激。「オーディションの時、スタッフの皆さんの空気感がとても温かくて、このチームの一員になりたいと強く思いました。けれど自信は全く無かったので、知らせを受けた時は心底驚きました」としつつ、「今はとにかく大阪の地で皆さんと再会する日が待ち遠しいです」と心躍らせ、「深津絵里さん、川栄李奈さんへと続くリレーの第一走者として、しっかりバトンをおつなぎできますよう、そして皆様の朝を明るく照らせますよう、誠心誠意務めます」と意気込んだ。

 脚本は07年の朝ドラ「ちりとてちん」などを手掛けた藤本有紀さんのオリジナル作品。戦争で夫と死に別れた祖母、英語を憎みつつもジャズソングに救われた母、ラジオ講座に居場所を見つける娘と、3人の女性がラジオで英語を聴き続けてそれぞれの夢への扉を開いていく。タイトルの「カムカムエヴリバディ」は、終戦直後の日本で元祖英会話ブームを巻き起こした平川唯一さんのラジオ英語講座・通称「カムカム英語」のオープニング曲の題名からきている。

 7月の発表時に、今年8月に出演者オーディションを実施し、主人公となる3人のヒロインのうち、少なくとも1人はそこから選出されるとされていた。オーディションを経て主演が決定するのは「半分、青い。」(18年)以来となる。クランクインは21年春頃を予定。

続きを表示

2020年12月24日のニュース