吉村府知事、大阪モデル“緑”ライトアップで気の緩みは?に返答「コロナがゼロにならない以上…」

[ 2020年5月8日 18:21 ]

吉村洋文大阪府知事
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 吉村洋文大阪府知事(44)が8日、ABCテレビの夕方のニュース・情報番組「キャスト」(月~金曜後3・48)にリモート出演。府内の新型コロナウイルス感染状況の危険度を分かりやすく伝えるための“見える化”について言及した。

 自粛要請の独自の解除基準指標「大阪モデル」を示した吉村府知事は、日々の感染状況を伝えるため、通天閣や太陽の塔などで色分けしたライトアップを検討。色分けは「赤」「黄」「緑」と交通信号にならい、感染が急拡大すれば照明を赤色に変えるといった取り組みを考えている。

 ライトアップについて「大阪城は(投光を)フィルム形式でやってきて、お金も非常にかかるということなので、最初の導入時には難しい。まずは万博公園の太陽の塔と通天閣でスタートします。民間企業の皆さんにもご協力いただけたら。毎日(午後)6時に全ての指標をフルオープンしますから、大阪府のホームページに信号のマークがあって、毎日更新します」と伝えた。

 “見える化”で緑色がライトアップされた場合、府民に気の緩みが生じないかという質問には「コロナがなくなるわけではない。緑色というのは医療崩壊を防ぐという意味で何とか保たれているという数字。ワクチンや治療薬が確立されるまでは、コロナがゼロにならない以上、人と人の距離を取る、マスクをつけるとかの協力をお願いしたい。緑のランプがともっても警戒しないといけない」と呼び掛けた。

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2020年5月8日のニュース